僕たちサラリーマン!!
雇用保険って知ってる!?
雇用保険?
どんな保険か良く分からないわ。。。
本記事では、サラリーマンなら必ず加入している雇用保険で貰える手当てについて分かりやすく解説していきます。
強制加入であるので選択の余地はないですが雇用保険の仕組みをしっかり理解して貰えたらと思います。また、「雇用保険に含まれる手当て」を知っていることで、将来の不安が減ったり、保険の見直しに繋がるのではと思います♪
雇用保険とは?
まず初めに、雇用保険の概要と保険料について解説していきます。
雇用保険の考え方
雇用保険とは、労働者が失業した際に困らないようにするための保険となります。
こちらは政府が管掌する強制保険制度であり、入ることが義務付けられています。
雇用保険で支払う金額の計算式
雇用保険で支払う金額は次のように計算することができます。
①月収(額面)
月収(額面)ですが、こちらは文字通り毎月もらえる給料の額面となります。
②保険料率(雇用保険)
保険料率は固定で0.3%となります。
ただし、会社はこれとは別に0.6%支払ってくれています。
雇用保険(天引き分)=400,000円(①)×0.3%(②)=1,200円/月となります!
雇用保険に含まれる手当てとは!?
ここでは雇用保険に含まれる手当てを解説していきます。
本記事を作成するのに、こちらのページを参考にさせてもらいました。
【今回紹介する雇用保険に含まれる手当て】
- 失業給付(失業保険)
- 再就職手当
- 就業促進定着手当
- 育児休業給付
- 高年齢雇用継続基本給付金
- 教育訓練給付
失業給付(失業保険)
まず初めに、会社を辞めたり辞めさせらりたりした場合に貰える、失業給付(失業保険)について説明していきます。
今の時代は一つの会社で長く働くという人が減ってきていると思います。どんな理由でも会社を退職することで貰えるものなので知っておいて損はないですよ!!
失業給付でいくら貰えるの?
失業給付で貰える金額は、退職する直前6ヶ月で貰っていた給料を180日(6ヶ月)で割った日額の50~80%を貰うことが出来ます。
いくら貰えるのか気になる方は、こちらのサイトで自動計算してくれるので試してみてください。
失業給付を貰える期間は?
次に貰える期間について解説していきます。失業給付を貰える期間は、次の4つの条件で決まります。
【失業給付を貰える期間に関する4つの条件】
- 年齢
- 雇用保険を支払う期間(被保険者の期間)
- 自己都合(転職、結婚など)、定年退職で会社を辞める場合
- 会社都合(倒産、解雇など)で会社を辞める場合
これら4つの条件を基に、下記に表でまとめました。
被保険者の期間 | 1年未満 | 1年以上 5年未満 |
5年以上 10年未満 |
10年以上 20年未満 |
20年以上 |
---|---|---|---|---|---|
自己都合(転職、結婚など)、定年退職により離職 | |||||
全年齢共通 | 90日 | 120日 | 150日 | ||
会社都合(倒産、解雇など)により離職 | |||||
30歳未満 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 | – |
30歳以上 35歳未満 |
180日 | 210日 | 240日 | ||
35歳以上 45歳未満 |
240日 | 270日 | |||
45歳以上 60歳未満 |
180日 | 240日 | 270日 | 330日 | |
60歳以上 65歳未満 |
150日 | 180日 | 210日 | 240日 |
「会社都合」の方が長期間貰えるんだね♪
「年齢」と「被保険者の期間」も関係するんだね!!
再就職手当
再就職手当は、上記で説明した失業給付の受給資格者が、安定した職業への再就職を果たし、要件を満たす場合に支払われる手当です。
就業促進定着手当
就業促進定着手当は、再就職手当の受給者が6カ月以上、しかも離職前よりも低い給与で雇用されている場合に支給されるもので、再就職活動で就いた仕事を長く続ける支援となります。
育児休業給付
育児休業給付には、1歳未満の子の世話をするため育児休暇を取った際に支払われる育児休業給付金があります。
支給額は以下の通りです。
期間 | 休業開始前6ヶ月の賃金に対して | 一ヶ月給付上限 |
育児休業開始日~180日目 | 67% | 301,299円 |
181日目~育児休業終了日 | 50% | 224,850円 |
ちなみに、育児休業給付を貰える期間はママとパパで異なります。
産休期間(産後8週間)後から(※)育児休業が開始し、赤ちゃんが1歳になるまでの期間受け取ることができます。
※出産手当金を貰えるため、産後8週間は対象外となります。
出生日または出産予定日から育児休業を取得可能で、ママと同様、赤ちゃんが1歳になるまでの期間、育児休業給付金を受け取ることができます。
パパ・ママ2人ともに育児休業を取得した場合「パパ・ママ育休プラス」という制度を使って、赤ちゃんが1歳2ヶ月になるまでの最大2ヶ月間延長できる制度もあるんだよ♪
高年齢雇用継続基本給付金
高年齢雇用継続基本給付金は、高年齢者の就業意欲を奨励するための制度です。
教育訓練給付
教育訓練給付は、失業者の生活の安定や再就職の支援を行う上記の給付と異なり、労働者にも給付されるもので、仕事のスキルアップや資格取得のために受けた教育に対する講座費の一部が給付されます。
最後に
いかがだったでしょうか。
本記事では、雇用保険に含まれる手当てについて解説しました。一つの会社にとどまることが少なくなってきている時代です。転職の際にも貰える失業給付は役に立つのではないでしょうか。
その他にも知らなかった手当てについて、気になるものは調べてみてはいかがですか!!
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