正社員を退職して扶養に入った場合に支払う金額を解説します!【税金・社会保障】

税金・社会保障
クマスケ
クマスケ

クマ子は正社員を退職するんだよね!

クマ子
クマ子

うん^^
退職してクマスケの扶養に入った場合、支払う金額を知りたいわ♪

本記事では、これまで正社員で働いていた方が、パートやアルバイトなどに仕事を変えることで扶養に入った場合、支払う必要のある税金や社会保障の金額について解説していきます。

これまで正社員で働いていた場合、給料から自動的に税金や社会保障が引き落とされているため意識する必要はありませんでした。しかし、一度会社を退職するので、これらの支払いをご自分で対応する必要があるので、必ず確認しておきましょう♪

※扶養に入るための条件については、「パート・バイトで扶養に入るための収入金額を解説します!【103万円?130万円?150万円?】」にて解説しております。

正社員時代に支払っている「税金・社会保障」

まず初めに、正社員時代に支払っている「税金・社会保障」を表にまとめました。

現在あなたが毎月引き落とされているものはこれらの種類があることを確認してください。

分類 項目 説明
税金 所得税
(国税)
  • 額面の約4%天引きされる
  • 国に納める税金
住民税
(地方税)
  • 額面の約5%天引きされる
  • 住んでいる都道府県、市区町村に納める税金

社会
保険

厚生年金

  • 額面の約9%天引きされる(会社も同額負担しているため、合計約18%支払っている。)
  • 年金の2階部分と言われているもので、加入が義務付けられている。
  • また、厚生年金の中に1階部分と言われている「国民年金」も含まれている。
健康保険
  • 額面の約5%天引きされる(会社も同額負担しているため、合計約10%支払っている。)
介護保険
  • 額面の約1%天引きされる(会社も同額負担しているため、合計約2%支払っている。)
  • 40歳以上の人に支払いが義務付けられている
雇用保険
  • 額面の約0.3%天引きされる(会社は0.6%負担しているため、合計0.9%支払っている。)

天引きされる割合(%)は、以下の条件で概算計算したものになります。

【計算の条件】

  • 年収(額面):700万円
    ※月収:40万円×12ヶ月=480万円
    ※ボーナス:100万円(夏)+120万円(冬)=220万円
  • 収入はサラリーマンのみ
  • 扶養家族なし

※もっと詳しく知りたい場合は、「【サラリーマン】給料から天引きされる所得税・住民税・保険・年金についてに簡単に解説します!」を参考にしてくださいね♪

扶養に入ることで変わるもの

ここまでで、正社員時代に支払っていた「税金・社会保障」の概要を解説しました。

次は、扶養に入ることでこれらがどのように変化するのかをまとめます。

分類 項目 扶養に入ることで、、、
税金 所得税 支払い不要
住民税 支払う必要あり
前年の1月から12月までの1年の所得に応じて計算され、翌年の6月から5月に支払い義務が発生するため。

社会
保険

厚生年金 支払い不要
ただし、厚生年金ではなく「国民年金」だけの加入となる。
健康保険 支払い不要
介護保険 支払い不要
雇用保険 支払い不要

表にある通り、扶養に入ることで住民税以外の税金を支払う必要はありません。
住民税については、前年度の収入に応じて支払い義務が発生する仕組みです。そのため、扶養に入ったとしても正社員時代の給料に対する支払いが必要になります。支払方法としては、住んでいる地域から請求書が届くのでコンビニ等で振込をおこないます。

クマスケ
クマスケ

お金が無くて困らないように、住民税の分は予め用意しておく方が良いね♪

表にまとめた内容は、正社員時代の収入に応じて発生する支払い義務について記載しています。次の仕事である、バイトやパートの収入が103万円以上となり扶養から外れると、これとは別に支払いが発生するので注意が必要です!

扶養から外れる基準については、こちらの記事を参考にしてください。

最後に

いかがだったでしょうか。

本記事では、正社員から扶養に入った場合に支払う必要のある、税金や社会保障について解説しました。

扶養に入った場合でも、住民税は支払う必要があることが分かってもらえたかと思います。

この住民税は正社員時代の給料に対して支払うものです。正社員を辞める前に、住民税の支払額を確認してあらかじめ準備しておくのが良いのではないでしょうか♪

★関連記事【サラリーマン】給料から天引きされる所得税・住民税・保険・年金についてに簡単に解説します!

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