【サラリーマン】国民年金・厚生年金・その他手当てについて解説します!

税金・社会保障
クマスケ
クマスケ

年金の仕組みって知ってる!?

クマ子
クマ子

知らないわ!!

私がおばあちゃんになったら貰えるんだよね?

本記事では、サラリーマンから見た、国民年金・厚生年金の仕組みについて解説していきます。また、年金の支払額や受給額だけでなく、その他の手当てについても説明していきます。

サラリーマンの場合、強制加入であるので選択の余地はないですが年金の仕組みをしっかり理解して貰えたらと思います。また、「年金の受給額」や「年金に含まれる手当て」を知っていることで、将来の不安が減ったり、医療保険の見直しに繋がるのではと思います♪

年金について

年金についての記事やTVを見ていると、

  • 2階建ての年金!!
  • 3階建ての年金!!!

といった話が出てくると思います。

クマスケ
クマスケ

年金は家かマンションなの!?

クマスケの冗談はさておき、年金とは大きく3層構造(=3階建て)になっています。

それでは、3階建ての構造について簡単にまとめます。

階数 年金の種類 説明
1階 国民年金
  • 日本に住んでいる20歳から60歳未満のすべての人が加入を義務付けられている公的年金
  • 毎月の保険料は定額「16,900円」
  • 毎月の受給額は最大「60,500円」
2階 厚生年金
  • 会社などに勤務している人が加入を義務付けられている公的年金
  • 毎月の保険料は、収入によって異なる
  • 毎月の受給額は、支払った保険料によって異なる
3階

確定拠出年金
e.t.c

  • 1階2階とあった公的年金の上乗せとして、会社などが独自に積み立てる私的年金
  • 毎月の保険料や受給額の仕組みはそれぞれ異なる

ここでまとめた通り、「国民年金(1階)」や「厚生年金(2階)」については公的年金と呼ばれておりサラリーマンの場合強制加入となります。

これらについて、次章以降で詳しく解説していきます。

「確定拠出年金(3階)」については、本記事のテーマからは外れるため紹介はしませんが、こちらの記事にてお勧め投資方法として「確定拠出年金」や「積み立てNISA」について解説しているので気になる方はどうぞ(^^♪

【1階部分】国民年金について

国民年金とは

国民年金は、日本に住んでいる20歳から60歳未満のすべての人に加入が義務付けられている1階部分の年金となっております。

国民年金の保険料

国民年金に支払う保険料は、自分の給料に関わらず月額16,900円です。

ただし、サラリーマンの場合会社から厚生年金と一緒に支払われるため、この保険料を目にすることはありませんよ( ^)o(^ )

国民年金の支払期間

国民年金の支払期間は、20歳から60歳までの40年間となっております。

ただし、全ての期間支払う必要がなく、納付猶予や免除制度といったものもあります。

国民年金の受給開始と受給額

国民年金の受給開始は、基本的に65歳からとなっています。

支払期間の40年間全て払った場合は、満額(月額約6.5万円)受給できますが、支払い月数が少なくなるとその分受給額が減ってしまいますので注意が必要です。

受給額(月)=780,100円×(支払い月数÷480)÷12

受給開始の基本は65歳ですが、繰り下げ受給(受給タイミングを遅らせる)を選択することで、毎月の受給額を増やすことも出来ます。

反対に、繰り上げ受給(受給タイミングを早める)を選択すると、毎月の受給額が減るので注意が必要ですよ♪

【2階部分】厚生年金について

厚生年金とは

厚生年金は、会社などに勤務している人(サラリーマンや公務員)が加入する2階部分の年金となります。

クマスケ
クマスケ

サラリーマンの場合は、強制加入だね!!

厚生年金の保険料

保険料は月ごとの給料に対して定率となっており(平成30年度末現在で18.3%)、実際に納付する額は個人で異なります。

また、私たちの給料明細に書かれている厚生年金の保険料は、国に支払っている額の半分になります。

クマスケ
クマスケ

会社が半分支払ってくれているんだよね♪

月収40万円で、控除が特にない場合の厚生年金(天引き分)=410,000円(標準報酬月額)×18.3%(保険料率)÷2=37,515円/月となります!!

厚生年金の支払金額を考えるためには、標準報酬月額を基にした計算が必要です。こちらの計算方法や具体例を分かりやすく説明しているので確認してみてください!

厚生年金の支払期間

厚生年金の支払期間としては、サラリーマンとして就職したときから、退職するまでとなります。

サラリーマンを辞めたり、結婚をして配偶者の扶養に入った場合などに、厚生年金が終了します。

厚生年金の受給開始と受給額

厚生年金の受給開始は、基本的に65歳からとなっています。

受給額ですが、すごく複雑な計算式と、支払った厚生年金保険料に従って決められるため、ここでは平均的な受給額をお伝えします。

性別 平均支給金額(国民年金を含む)
男性 月額174,535円(年額約209万円)
女性 月額108,776円(年額約130万円)
全体 月額144,903円(年額約174万円)

※参考:年金のまなびば

受給開始の基本は65歳ですが、繰り下げ受給(受給タイミングを遅らせる)を選択することで、毎月の受給額を増やすことも出来ます。

反対に、繰り上げ受給(受給タイミングを早める)を選択すると、毎月の受給額が減るので注意が必要ですよ♪

クマスケ
クマスケ

ここは国民年金と同じだね♪

その他の手当て

国民年金や厚生年金は、老後にお金を貰える制度であることは皆様ご存知かと思います。

しかし年金制度はその他の手当てもあり、心強いものとなっておりますので、順にご紹介したいと思います。

遺族年金

遺族年金は、国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が、亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。

遺族年金には、「遺族基礎年金(国民年金)」「遺族厚生年金(厚生年金)」があり、亡くなられた方の年金の納付状況などによって、いずれかまたは両方の年金が支給されます。

※受給額等の詳しい情報は、日本年金機構(遺族年金)を参考にしてくださいね♪

障害年金

障害年金は、病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、現役世代の方も含めて受け取ることができる年金です。

障害年金には「障害基礎年金(国民年金)」「障害厚生年金(厚生年金)」があり、病気やケガで初めて医師の診療を受けたときに加入している年金によって請求できる年金が決まります。

障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害が残ったときは、障害手当金(一時金)を受け取ることができる制度があります。

※受給額等の詳しい情報は、日本年金機構(障害年金)を参考にしてくださいね♪

最後に

いかがだったでしょうか。

本記事では、公的年金(国民年金・厚生年金)についての仕組みを解説しました。

年金は老後に貰うもの!という意識が強いと思いますが、その他の手当てもあることを併せて分かってもらえたと思います。

これをきっかけに、保険や将来設計の見直しを一度してみてはいかがですか(^_-)-☆

年金の他にも、給料から天引きされている健康保険にも様々な手当てがありますので、こちらも併せて確認してみてくださいね♪

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