金魚水槽にヒーターは必要?不要?快適な温度とお勧めヒーターを紹介します!

サーモスタット 金魚
クマスケ
クマスケ

金魚を飼っているんだけど、ヒーターは必要なのかな!?

クマ子
クマ子

冬は寒いからヒーターを入れてあげるほうが良いんじゃないかな??

季節の良い時は気になりませんが、冬になると水槽の水温がかなり低くなるため、金魚の健康に問題ないのか気になるところだと思います。

本記事では、寒い季節にヒーターを入れて水温を上げる必要があるかどうかについて解説していきます。

私は、金魚の飼育を5年程度しているため、基本的な飼育の知識は身についているので、ためになる情報を提供することができると考えています♪

結論
必須ではないけれど、金魚鑑賞をするには入れることをお勧めします!

金魚にとっての適温とは!?

まず初めに、金魚にとっての適温耐えれる温度について解説していきます。

上の図にある通りですが、表にまとめると次の通りです。

水槽温度 金魚にとっての気分
~0℃ 寒すぎて耐えれない
0℃~20℃ 少し寒いけど耐えれる
20℃~28℃ 適温!!
28℃~30℃ 少し暑いけど耐えれる
30℃~ 暑すぎて耐えれない

つまり、ここから分かることは、0℃~30℃の範囲内であれば金魚は耐えて生き延びることができます。

クマスケ
クマスケ

なるほど!

じゃあ基本的にヒーターは不要だね♪

クマスケの言う通り、金魚が耐えられるかどうかだけを考えるとヒーターを入れなくても基本的には金魚を飼育することはできます。

しかし、私はヒーターを入れるほうが良いと考えています。

その理由を次章で解説していきます!!

とにかくお勧めのヒーターを早く知りたい方は、こちらをどうぞ!!

ヒーターを入れるメリット

それではヒーターを入れるメリットを順に解説していきます。

【ヒーターを入れるメリット】

  • 冬眠しない
  • 温度変化が穏やかになる
  • 寒さに弱い金魚が助かる
  • 水が凍らない

冬眠しない

金魚は水温が10℃以下になると、じっとして動かなくなり冬眠に入ります。

冬眠すると、エサも食べなければ優雅に泳ぐこともありません。

金魚を飼育する方の大半は、金魚が優雅に泳ぐ姿を観たくて育ているのではないでしょうか!?

クマスケ
クマスケ

金魚は泳いで欲しいよ!

ヒーターを入れなければ冬の間は泳ぐ姿を見ることがほとんど出来ません。

ヒーターを入れて水温を上げることで元気に泳いでくれるので、ヒーターの導入をお勧めしますよ♪

温度変化が穏やかになる

金魚は温度変化にとても弱いことをご存知でしょうか!?

水温が1℃変わるだけで、我々人間でいう4℃ぐらいの温度変化を感じていると言われています。

つまり温度変化が激しいと、大きなストレスを感じてとても弱ってしまうことに繋がります。

水槽の配置場所にもよりますが、例えばリビングに置いている場合、クーラーや暖房を入れたり消したりするたびに室内温度は大きく変わり、水槽の温度も急激に変化してしまいます。

また、玄関などの空調が当たらない場所に置いていたとしても、最近の気温の変化は激しいので安心はできません!

そんな時に、ヒーターで温度を制御しておくと設定温度を少し下回ったタイミングで温めてくれるので、穏やかな水温変化となり金魚にストレスがかからずに安心です。

暑さ対策が気になる方は、こちらの記事を参考にしてください!!

寒さに弱い金魚が助かる

金魚は基本的に寒さや暑さに強い生き物です。

ですが、一部の品種は寒さにとっても弱いものがあります。

具体的には、東南アジアなどの温かい国から輸入されてきた種類になります。

東南アジアなどの冬が無い国で育った金魚にとっては、冬の水温は寒すぎるのです。そのため、冬の気温を乗り切るのが難しい場合があるので、ヒーターで温めてあげる必要がでてきます。

ピンポンパールや黒ランチュウが代表的な寒さに弱い金魚になります。

それ以外の種類の金魚でも、輸入先がどこの国なのかで大きく変わるので、購入するアクアリウムショップで必ず確認するようにしてくださいね♪

クマスケ
クマスケ

ピンポンパールでも日本産の場合は、寒さに強いんだよ!!

水が凍らない

金魚は冷たい水でも耐えられると説明してきましたが、水が凍ってしまうと流石に生き延びることは出来ません。

特に寒い地方で飼育する場合は、水が凍らないようにする対策としては必須になります。

 

ヒーター導入のデメリット
ヒーター導入唯一のデメリットとしては、金魚が繁殖しないということです。
冬を感じないため、卵を産んでくれないので、繁殖させたい場合はヒーターをお勧めしません。

お勧めのヒーター

ヒーター

ここまでは、金魚水槽には必須ではないけれどヒーターを導入することをお勧めしてきました。

ここからは、ヒーターの種類とお勧めのヒーターについて解説していきます。

【ヒーターの種類】

  • 温度固定式ヒーター
  • 温度調整可能なヒーター
  • ヒーター単体+サーモスタット

温度固定式ヒーター

それでは、ヒーターについて解説していきます。

まずは温度固定式ヒーターです。

名前の通りなのですが、ヒーターの設定温度が20℃や26℃などで固定されているものになります。

設定温度を下回るとヒーターのスイッチが自動的に入って水槽を温めます。設定温度に達するとスイッチが自動的に切れて温めをストップする仕組みです。

こちらのヒーターの特徴は、温度が固定されているので価格が一番安いです。しかし、温度調整が出来ないのが難点になりますが、とりあえず欲しいという方は、26℃のヒーターが金魚にとってはお勧めですよ♪

温度調整可能なヒーター

次に温度調整可能なヒーターになります。

これは、ヒーターにダイヤルがついていて、好きな温度に設定することが可能です。

温度設定が出来るため、金魚の種類によって調整することが可能です。

例えば、次のような感じで使い分けができますよ!!

  • ピンポンパールを飼育するときは28℃に設定
  • 和金を飼育するときは26℃に設定
  • 冬だから少し低めの温度に設定
  • 病気になったから29℃に設定

このように、場面場面で自由に調整ができるのでとてもおすすめです。

ヒーター単体+サーモスタット

ヒーターサーモスタット

最後にご紹介するのが、ヒーター+サーモスタットのセットになります。

これまでのヒーターには温度を感じるセンサーがついていましたが、今回のヒーターは電源を入れたら温め続けるものになります!

つまり、別の何かでヒーターのON/OFFをしてあげる必要があります。

そこで登場するのが、サーモスタットになります。

サーモスタットで水温を測定して、設定温度を下回ればスイッチを入れてヒーターを動かします。逆に、設定温度を超えるとスイッチを切ることでヒーターを止める仕組みとなります。

ヒーターとサーモスタットが分かれていることのメリットとしては、どちらかが壊れた時に壊れた方だけを取り換えれば良いという点です。

これまで紹介してきたものは、一体型なのでどこかが壊れたら全て交換する必要がありましたが、そういったことが無いのでお勧めです。

「温度調整可能なヒーター」か「ヒーター単体+サーモスタット」は好みがわかれるところだと思うので、お好みに合わせて検討するのが良いのではないでしょうか♪

注意点

ヒーターの種類を解説してきましたが、全てのヒーターに共通する注意点が2つあります。

火傷防止カバー

1つ目の注意点は、火傷防止カバーというものがついているヒーターを選んであげることです。

カバーがついていないものがたまにあるので、危ないので選ばないでくださいね!

クマスケ
クマスケ

火傷したら可哀そうだもんね><

ヒーターの強さ(W数)

ヒーターの強さはW数によって決まります。

ご自分の水槽の大きさに適したサイズがあるので、必ず適切なものを選んでください。

サイズに大きな違いがあると、ヒーターが壊れやすくなったり、水槽温度が正しく制御できないので最悪のパターンも考えられるので注意してください!!

目安としては次の通りです。

水槽サイズ ヒーターのサイズ
~30cm(10L以下) 50W
~30cm(20L以下) 50W
~45cm(40L以下) 100W
~60cm(60L以下) 150W
~90cm(150L以下) 300W
~120cm(200L以下) 500W

最後に

いかがだったでしょうか。

本記事の前半では、金魚にとってヒーターは必須ではないけれど導入をお勧めしました。

記事の後半では、お勧めのヒーターについて紹介しました。

可愛い金魚が元気に泳ぐ姿を1年中見るためにも、ヒーターを導入してみてはいかがですか(^_-)-☆

金魚の正しい飼い方について、「金魚の飼い方を初心者向けに簡単に解説します!!」にまとめているので合わせてどうぞ~!!

コメント