【白点病】金魚の体に白い点が付いてしまう病気の原因と治療法を解説します!

金魚
クマスケ
クマスケ

金魚の体に白い点点が付いてるよ><

クマ子
クマ子

細かいエサ?白ゴマ?が付いているみたいだね。。。

クマスケたちが話しているように、金魚の体に白い点がついしまっていると、白点病という病気の可能性が高いです。

本記事では、金魚が白点病にかかってしまう原因と治療法について解説していきます。

私は金魚の飼育を5年程度しているため、基本的な飼育の知識は身についているので、ためになる情報を提供することができると考えています♪

本記事を参考にすることで、生体には快適な水槽環境を提供してあげてくださいね。

白点病の仕組みと症状

まず初めに、白点病の症状と仕組みについて解説していきます。

白点病の症状

白点病は上の画像にある通り、体に白い点が無数についてしまう病気になります。

また、白点病にかかると金魚は体がかゆくなり、水槽の砂利や流木、水草などに身体を擦り付けるしぐさをすることもあります。

白点病を初めて見たときは、細かくなったエサ?ゴマ?が付いているのかなと思いました。
初期症状の場合は良く観察していないと気付くのが難しいですが、早期発見してあげたいところですね。
クマスケ
クマスケ

金魚からのSOSサインを見逃さないようにしないとだね!!

クマ子
クマ子

普段からよく観察することが大切ね♪

白点病の仕組み

白点病の仕組み

次に白点病にかかる仕組みについて解説していきます。

白点病の正体である「ホロント(幼虫)」という虫が金魚に寄生している状態が、白点病と呼ばれております。

実はこの図にある通り、もともと「ウオノカイセンチュウ」という寄生虫が水槽で繁殖したものが、金魚の体に寄生して白点病となります。
金魚に寄生すると「ホロント(幼虫)」と呼ばれ金魚の体から栄養を吸い取り、5日程度で「シスト(成虫)」に成長して、金魚の体から離れていくといった仕組みになっております。

その後、「ウオノカイセンチュウ」を繁殖させて、また金魚に寄生するといったサイクルとなります。

「ウオノカイセンチュウ」は、24時間以内に金魚へ寄生出来なければ体力を消耗し死滅すると言われています。

白点病の原因

白点病にかかってしまう仕組みは理解していただけたと思いますが、根本的な原因は何だったのでしょうか!?

一般的に考えられる原因は、以下のようなものが挙げられます。

【白点病の原因】

  • 水温の急激な変化
  • 水槽の新規立ち上げ
  • 魚の新規導入や追加、外部からの持ち込み
  • 古い砂利の投入

これらの原因の中に思い当たる節があるのではないでしょうか。

ここで悩んでいても、金魚の病気は治りません。今後は、このような状態にならないように反省しつつ、次の治療法を参考に治療してあげましょう。

白点病の治療方法

白点病の仕組み

白点病の治療法として、水替え+薬浴(+塩浴)が必須になります。
塩浴だけでは完治が難しいため、あくまでサポートの位置づけで考えるようにしてください。

金魚に寄生している「ホロント(幼虫)」を駆除する方法は基本的にありません。
「ウオノカイセンチュウ」や「シスト(成虫)」の状態で水替えをしたり、薬浴をすることで駆除を行います。

水替え

白点病が発覚したら、まずは水槽の水を全量入れ替えてください。

今飼育している水槽の中には、「ウオノカイセンチュウ」「ホロント(幼虫)」「シスト(成虫)」どの状態かわ分かりませんが、白点病の原因が蔓延しています。

水槽の水、砂利、フィルター全てに白点病の原因がいますので、出来るだけ綺麗に洗い綺麗な水に入れ替えてください。(もちろんカルキ抜きや水温調整はおこなってくださいね。)

水替えのやり方はこちらで紹介していますが、入れ替える水の量は全量なのでそこだけは注意してください。

 

また、全量の水替えを実施するので、必ず水合わせをしてから水槽に戻すようにしてくださいね。

クマスケ
クマスケ

水の全替えは大変だ><

クマ子
クマ子

金魚は病気で苦しんでるんだから、私たちも頑張らないとね!!

薬浴

ヒコサンZ

水替えが出来たら、薬を入れて白点病の原因たちを駆除していきます。

白点病に効くとされている薬には、ヒコサンZ、アグテン、メチレンブルー、グリーンF、等がありますが、我が家では「ヒコサンZ」を採用しており、1週間程度継続することで治癒することが出来ました!!

クマスケ
クマスケ

本記事では、「ヒコサンZ」を用いた薬浴の方法を説明するね。

薬浴の注意点

まず初めに薬浴の注意点ですが、金魚に寄生している「ホロント(幼虫)」は、薬に対する耐性が強く、駆除出来ないので注意が必要です。

薬で対策が出来るのは、金魚に寄生していない「ウオノカイセンチュウ」「シスト(成虫)」の状態となります。

ただし、水温28~30℃程度の高い温度とすることで「ホロント(幼虫)」⇒「シスト(成虫)」への成長が早まり、寄生される期間を短くすることが出来るので、治療に効果的です。

急激に水温を高くすると金魚がびっくりして、逆に体調を崩してしまいます。
水温を上げるときは1日1~2℃を目安に調整してくださいね。
クマスケ
クマスケ

無理に水温を上げるのは良くないね!!

ヒコサンZの投薬

ヒコサンZ

それではヒコサンZを投薬していきます。

我が家の水槽は60cm水槽(約60Lの水が入る)なので、6mlのヒコサンZを投薬します。

ヒコサンZは青色の液体で、水100Lに対して10mlを投薬します。
これは説明書に書いてあるので確認してみてください。

ヒコサンZ

薬が水槽に広がると、このように鮮やかな青色となります。

投薬+水替えの頻度

投薬の頻度ですが、水替えと共に次のように行います。

【投薬+水替えの頻度】

  • 2日に1回の50%水替え
  • 2日に1回規定量の投薬
    ※水が青色の場合は、投薬を少なくする
金魚から白い点が消えたとしても、白点病の原因が水槽に漂っている可能性が大いにあります。
少なくとも1週間は投薬を続けるようにしてくださいね!!

メイン水槽にそのまま薬を入れるの?

クマスケ
クマスケ

そういえばメイン水槽に薬を入れても大丈夫なの!?

はい、大丈夫です。

ヒコサンZは、バクテリアへのダメージが少ない薬となります。
金魚を別水槽に移動させることの負荷を考えると、メイン水槽にそのまま入れるほうが良いと考えています。

フィルターはそのまま動かしていて良いの?

クマスケ
クマスケ

フィルターも動かしておいて良いの?

こちらも、大丈夫です。

フィルターを回していると薬の効果が薄れてきますが、その分薬を追加すれば良いのでこちらも問題ありません。

塩浴

最後に塩浴についてです。

白点病にかかり金魚が弱っている場合は、塩浴によるサポートをしてあげてください。

塩浴の方法はこちらで紹介しています。
メイン水槽に塩を入れることに賛否ありますが、今回の治療ではメイン水槽で塩浴を行いました。

最後に

いかがだったでしょうか。

本記事では、金魚が白点病にかかる原因と治療法を解説しました。

大切な金魚が病気になって苦しんでいるのを見るのはつらいと思います。
早く優雅に泳ぐ姿を見れるように、私たち飼育者が責任をもって治療してあげましょう。

金魚の正しい飼い方について、「金魚の飼い方を初心者向けに簡単に解説します!!」にまとめているので合わせてどうぞ~!!

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