熱帯魚を飼育したいんだけど、何から準備したらいいか分からないよ!!
せっかく育てるし、正しい方法で飼育したいよね。
本記事では、熱帯魚や金魚等のアクアリウムを始める方向けに、水槽の立ち上げ方法(お魚を飼えるような状態に水槽を準備する方法)を画像付きで丁寧に解説していきます。
私はアクアリウム歴が5年程度あり基本的な知識は一通り持っていますので、役立つ情報を提供することができると考えています。
この記事を最後まで読んで頂くことで、正しく水槽を立ち上げ、飼育するお魚にとって良い環境を築いてあげてくださいね♪
準備するもの
まずは、水槽を立ち上げるために準備するものを説明していきます。
必須なもの
水槽立ち上げに無くてはならない必須アイテムを順番に解説します。
・水槽
・フィルター(ろ材・スポンジ・活性炭)
・ヒーター
・温度計
水槽
まずは水槽です。
水槽にお魚を入れて飼育するので当然ですね。
水槽の選び方はこちらを参考にしてくださいね♪
フィルター(ろ材・スポンジ・活性炭)
次にフィルターが必要です。
今回のフィルターは、上部フィルターを準備します。
フィルターには色々種類があるので、こちらも参考にしてみてください。
ヒーター
熱帯魚や金魚には過ごしやすい温度があります。
丁寧に飼育するためにはヒーターは必須でしょう。
温度計
私のように慣れてくると、水槽の水に手を入れると大体の温度が分かりますが、やはり正確な温度を調べるためには温度計も必須になります。
あると良いもの
必須アイテムではありませんが、あるとより水槽環境が快適になるものを説明していきます。
水槽用扇風機
水槽用扇風機とは、水槽の温度を冷やすための扇風機になります。
最近の夏はとても暑いので、これがあると安心です。
水槽用扇風機については、こちらで詳しく解説しているので併せてどうぞ♪
強水流防止器
飼育するお魚の種類によるのですが、泳ぎが苦手な魚の場合、フィルターから出る水流によって体調が弱ってしまいます。
そのため強水流防止器を導入することで水流の少ない環境を築くことが可能になります。
水槽台
水槽を載せるための台になります。
家にある何らかの台の上に載せても良いですが、水槽の安定性を考えると準備したほうがよりよい環境となるでしょう。
設置
準備が整ったので、順番に設置していきましょう。
水槽
まずは水槽を水槽台に乗せて、水を入れていきます。
ここで入れる水は水道水で問題ありません。
フィルター
次にフィルターを組み立てていきます。
今回は、上部フィルターを利用していきます。
ろ材を入れます。
ろ材の上からスポンジを入れます。
モーターを設置します。
水槽に設置します。
電源を入れます。(スイッチON!!)
水流が強いので、強水流防止器をセットします。
これで水流が弱まるので、安心ですね。
※こちらの強水流防止器は桜ペットさんで販売されています。
ヒーター
次にヒーターを設置していきます。
ヒーターとサーモスタットになります。
サーモスタットを付けることで、水温を管理することが可能です。
水槽にセッティングするとこんな感じです。
サーモスタットの温度調整リモコンは、水槽台に取り付けておきます。
このあと扇風機も付けています。
温度計
温度計をセッティング!!
ここまで出来たら、フィルターを回しながら2、3日放置します。
この間に、水道水のカルキも抜けていき、水槽内での生態系を作る準備をしています。
バクテリア繁殖に向けた、パイロットフィッシュの導入
水槽へのセッティングが終わり、2、3日フィルターを回せたら、パイロットフィッシュを導入してバクテリアを繁殖させます。
パイロットフィッシュ??
バクテリア??
まずはバクテリアについて解説します。
バクテリアとは目に見えない微生物だと考えてください。
バクテリアは魚の糞や汚れから発生する、有害物質(アンモニアや亜硝酸)を餌として生活しています。
このため、バクテリアが水槽内にたくさん住み着いてくれることで、有害物質が分解される快適な水槽環境を実現できるのです。
最初の綺麗な水だと魚の糞や汚れがないため、バクテリアの繁殖が期待できません。
バクテリアが繁殖するために、故意に水槽を汚す必要があります。
ここで弱い体質のお魚を入れると、バクテリアが繁殖する前に自分で汚した有害物質で息苦しく、死んでしまうことになりかねません。
そのために、パイロットフィッシュ(トップバッター)として、水質の変化に強い魚を投入します。
パイロットフィッシュとしては、赤ひれやネオンテトラなどがお勧めになります。
それでは投入していきます。
水槽のサイズによるのですが、60cm水槽なら3~5匹ぐらい、30cm水槽なら2匹ぐらいがお勧めです。
パイロットフィッシュを入れてから2週間~1ヶ月待ちましょう。
この間に、パイロットフィッシュに餌をあげて糞をしてもらいます。
この糞からでてくる亜硝酸が、バクテリアの好物になるのでどんどん繁殖していきます。
お魚の導入には水合わせが必須
パイロットフィッシュを導入してから1ヶ月程度経過したら、待ちにまったお魚の導入です。
購入してきたお魚をすぐに水槽に入れたい気持ちは分かりますが、ちょっと待ってください。
これまでアクアリウムショップの水槽で生活していた魚が、急に異なる環境の水槽に入れられるとビックリして弱ってしまいます。
暖かいお風呂に入っていたのに、突然水風呂に入れられたら心臓が止まりそうになるのと一緒だね。
水槽に入れる前には、必ず水合わせといって、これから入れる水槽の水に慣れさせる作業を行います。水合わせの方法はこちらで詳しく説明しているので確認してくださいね♪
最後に
いかがだったでしょうか。
水槽を立ち上げるのに少し手間がかかりますが、お魚を元気よく育てるためにはしっかり準備をしてあげてくださいね。
読者さんのところで飼育してもらえて良かったと、きっと喜んでくれるでしょう!!
金魚の正しい飼い方について、「金魚の飼い方を初心者向けに簡単に解説します!!」にまとめているので合わせてどうぞ~!!
ばいば~い!!
コメント