投資を始めたよ!!
長期での投資をするから、ドルコスト平均法でやっていく予定だよ(^_-)-☆
ドルコスト平均法って何??
本記事では、これから投資を始める方に向けた「ドルコスト平均法」という、株や投資信託等の買い方を解説していきます。
また、「ドルコスト平均法」の基本的な説明だけでなく、メリット・デメリットを具体例(シュミレーション)を交えながら説明していきます。
投資をする上では、絶対に知っておくべき手法の一つなので、これから投資をやる人は必ず確認してくださいね♪
ドルコスト平均法の考え方とメリット
まず初めに、ドルコスト平均法の考え方について説明した後、メリットについて解説していきます。
ドルコスト平均法の考え方
ドルコスト平均法とは、株や投資信託を購入する際に、持っているお金全てを使って購入するのではなく、一定の間隔(毎月など)で一定の金額分を購入する手法となります。
さっそく説明していくために、具体例としてこちらの株価を見ていきます。
こちらにある株価は、私がサンプルとして作成したものになります。株価はでたらめですが、考え方はしっかり学べるのでここから良く読んでくださいね♪
先ほども説明しましたがもう一度、ドルコスト平均法の考え方を整理します。
【ドルコスト平均法とは】
- 一定の間隔で
- 一定の金額分を
購入していく手法となります!!
今回の例では、次のように購入したとして考えます。
- 一定の間隔:1ヶ月ごとに(1年間)
- 一定の金額:20,000円分を
このように購入していくと、当然ですが株価が高い時は少ない口数しか購入できません。
一方で、株価が安い時はたくさんの口数を購入することが可能になります。
株価と購入できる口数の関係は、上にある株価の図を見てもらえると良く分かると思います。
また、具体的な株価と購入口数は下の表の通りとなります。
日付 | 株価(円) | 購入口数(口) 毎月2万円 |
2019/1/1 | 5,000 | 4 |
2019/2/1 | 2,000 | 10 |
2019/3/1 | 500 | 40 |
2019/4/1 | 2,500 | 8 |
2019/5/1 | 5,000 | 4 |
2019/6/1 | 4,000 | 5 |
2019/7/1 | 2,000 | 10 |
2019/8/1 | 2,500 | 8 |
2019/9/1 | 1,000 | 20 |
2019/10/1 | 2,500 | 8 |
2019/11/1 | 2,000 | 10 |
2019/12/1 | 5,000 | 4 |
合計 | 131 |
この表から、1年間ドルコスト平均法を用いることで「131口」の株を購入できたということが分かります。
また、1か月2万円で1年間(12か月)コツコツと購入しているので、使ったお金は24万円(2万円×12か月)です。
ここまでの話をまとめると、ドルコスト平均法を用いることで、24万円使って131口の株を購入することができました。
それがどうしたの!?
まあまあ落ち着いて^^
メリットはこの後説明するね♪
ドルコスト平均法のメリット
ここまでは、ドルコスト平均法で株を購入した場合の計算をしてきました。
分かったことは、24万円で131口の株を購入できた!ということでした。
これの何が素晴らしいかと言いますと、株価が上がり下がりしているのに対して、平均的な株の口数を購入することができることにあります。
下の表には、もしも一括で24万円を使ったら購入できる株の口数をまとめています。
日付 | 株価(円) | 購入口数(口) 一括24万円 |
2019/1/1 | 5,000 | 48 |
2019/2/1 | 2,000 | 120 |
2019/3/1 | 500 | 480 |
2019/4/1 | 2,500 | 96 |
2019/5/1 | 5,000 | 48 |
2019/6/1 | 4,000 | 60 |
2019/7/1 | 2,000 | 120 |
2019/8/1 | 2,500 | 96 |
2019/9/1 | 1,000 | 240 |
2019/10/1 | 2,500 | 96 |
2019/11/1 | 2,000 | 120 |
2019/12/1 | 5,000 | 48 |
平均 | 131 |
こちらの表を見ると、一括24万円を使った場合の購入口数は「48口~480口」の間に収まっていることが分かります。
ドルコスト平均法での購入口数が「131口」だったことを考えると、1月に一括で購入した場合よりも多くの口数を購入できました。つまりお得に購入することができたのです。
もちろん上手いタイミング(ここでは3月)でエントリーできれば「480口」購入できましたが、下手なタイミング(1,5,12月)でエントリーすれば「48口」しか購入できません。
もし株の動きが読めるなら、ドルコスト平均法なんて使わずに、ここでいう3月のタイミングで一括購入すれば一番儲けることができます。
残念ながら、我々素人には株の動きを読むことは非常に難しいです。というか不可能と思った方が良いです。
つまり、ドルコスト平均法のメリットはまさにここにありまして、株価の動きが分からない素人が平均点を取るための手法として使っていくものとして考えてもらえればと思います。
ドルコスト平均法のデメリット
ここまでは、ドルコスト平均法を使えば株の動きが分からなくても平均点を取れるというメリットを解説してきました。
しかし、あるパターンの場合は平均点を取ることができないのです。
そのあるパターンというものがドルコスト平均法のデメリットとなります。
デメリットについても、具体例を交えて解説していきますね♪
まずは株価を下の図に示します。
今回の例でも先ほどと同様に購入したとして考えます。
- 一定の間隔:1ヶ月ごとに(1年間)
- 一定の金額:20,000円分を
株価と購入できる口数の関係は、上にある株価の図を見てもらえると良く分かると思います。
また、具体的な株価と購入口数は下の表の通りとなります。
日付 | 株価(円) | 購入口数(口) 毎月2万円 |
2019/1/1 | 5,000 | 4 |
2019/2/1 | 4,500 | 4.444444 |
2019/3/1 | 4,400 | 4.545455 |
2019/4/1 | 4,000 | 5 |
2019/5/1 | 3,500 | 5.714286 |
2019/6/1 | 3,300 | 6.060606 |
2019/7/1 | 3,200 | 6.25 |
2019/8/1 | 3,000 | 6.666667 |
2019/9/1 | 2,500 | 8 |
2019/10/1 | 2,000 | 10 |
2019/11/1 | 2,300 | 8.695652 |
2019/12/1 | 1,500 | 13.33333 |
合計 | 約83 |
この表から、1年間ドルコスト平均法を用いることで「83口」の株を購入できたということが分かります。
次に下の表で、もしも一括で24万円(1年分)を使ったら購入できる株の口数をまとめています。
日付 | 株価(円) | 購入口数(口) 一括24万円 |
2019/1/1 | 5,000 | 48 |
2019/2/1 | 4,500 | 53.33333 |
2019/3/1 | 4,400 | 54.54545 |
2019/4/1 | 4,000 | 60 |
2019/5/1 | 3,500 | 68.57143 |
2019/6/1 | 3,300 | 72.72727 |
2019/7/1 | 3,200 | 75 |
2019/8/1 | 3,000 | 80 |
2019/9/1 | 2,500 | 96 |
2019/10/1 | 2,000 | 120 |
2019/11/1 | 2,300 | 104.3478 |
2019/12/1 | 1,500 | 160 |
平均 | 約83 |
こちらの表を見ると、一括24万円を使った場合の購入口数は「48口~160口」の間に収まっていることが分かります。
ドルコスト平均法での購入口数が「83口」だったことを考えると、1月に一括で購入した場合よりも多くの口数を購入できました。つまりお得に購入することができたのです。
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本当にお得なのでしょうか!?
確かに、株価が右肩下がりであるため購入できる口数はどんどん増えていきます。
しかし、株価が下がっているということは、もちろん資産価値がどんどん減っていっていることになります。
ドルコスト平均法は万能ではありません。株価が上がらなければ資産は減っていくのです。
つまり、デメリットとして、将来的に株価が右肩上がりになることを予測する必要があるということです。
歴史を振り返ることで、株価が右肩上がりになると予測できるお勧め銘柄を紹介しています♪
ちなみに。。。
もし先ほどのグラフの続きが、下図のように右肩上がりに増えていくとすればドルコスト平均法としては大成功です。
なぜなら、株価が下がっている間にたくさんの口数を購入できたので、ドルコスト平均法のメリットを十分に受け取ることができたからです(^_-)-☆
最後に
いかがだったでしょうか。
今回はドルコスト平均法の仕組みを紹介した後、メリット・デメリットについて解説しました。
少し難しかったのでもう一度まとめてみます。
投資初心者にはお勧めの方法なので、ぜひとも挑戦してみてくださいね♪
【ドルコスト平均法のメリット】
- 株価の上がり下がりが分からなくても高値掴みが無くなる
- 株価が一時的に下がるとたくさんの口数を購入できる
【ドルコスト平均法のデメリット】
- 株価が将来的に上がっていかないと結局損をする
- 大きく勝つことは難しい
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